泣かない子
2011-12-29
「泣かない子」
そう彼から思われていたことは分っていました。
涙は女の武器なんて誰が言ったのか分りませんが
時としては「凶器」にもなりうると考えていた私は
彼の前では決して泣きませんでした。
泣かない私を望まれているようにも思えたから・・・というのもありました。
そんな私はどんなに落ち込んだ日でも無理やりに背筋を伸ばしていたように思います。
そうしていなければ「自分を保てない」時もあったんです。
周りの目は欺けても、彼の目だけは無理でした(苦笑)
「泣けばいいのに」
そう淡々と言う彼に私は思わず
「泣かないし。人前でなんて泣きたくないし!」
と怒りの感情をあらわにしてしまいました。
すると彼は少し悲しいように笑いながら
「そういう意味じゃなくて、ちゃんと弱さを知りたいし受け止められるならそうしてあげたいだけなんだ」
と言いました。
私は勝手に「弱さを見せたら彼が嫌がる」
「涙を見せたらきっと嫌われてしまう」と思い込んで、
自分にすりこんでいたんです。
そして、彼が「私の全てを受け止めてくれるという姿勢をもっている」事に感謝をしましたし、私も彼のように在りたいと感じました。
それから2人は互いに何でも話し合えるようになったと思います。
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